8th MAY & IRIS SUN
< NEW >
1000年後の未来の、とある美しいBARで流れている音楽
NEWは、1000年後の未来の、とある美しいBARで流れている音楽です。
BARは遠くまで見渡すことができる高い場所にあり、その建造物は丸みを帯びて、
半透明なファサードには、遠い昔の地球の海に沈む夕日の映像が投影されています。
ほんの2,3人いる客たちは、ひとりひとりがそれぞれに近づくことも言葉を交わすこともなく、
ゆったりとふっくらとしたソファーに腰をおろし、うっとりとそのファサードに映る過去の地球の景色の投影を見つめながら、
植物からひとしずくだけ溢れる蜜のようなカクテルを味わっています。
この世界はよい香りで満たされ、愛で満たされ、テクノロジーと自然が調和し、人々は芸術を楽しみながら幸福に暮らしています。
Message
From 8th MAY
『NEWの誕生について』
“NEW”という作品が、この世に生まれた時、地震が起きた。
それは、メタファーとしての地震でなく、本物の地震であった。
福島県沖を震源とした、震度3の揺れで、私たちが音楽を制作するここ仙南地方を揺らした。
いかにも、作り話めいて聞こえるかもしれないが、芸術とは、人間の深い意識との対話は、星々の動き、地球の動きと、全く無関係ではなないのだ。
むしろそれらは、密接に響きあい、今も私たちの全細胞と共振しているのである、私の知らぬ所で。
NEWという作品の尻尾を掴んだ日々のことを語るとすれば、私の中で目指すべき『美』の世界をかいま見たことに始まる。
それは、まだ咲いてない花の姿を、種が夢見るようなものかもしれない。
夢で見た青い花を探しに旅に出る、中世の詩人の気持ちかもしれない。
それまでの創作の中でも、幾度となく目にし体験した世界が、さらに具体的な様相を持ち始め、現実に流れ込んでくる勢いを感じ、私は戦慄した。
愛に満ち溢れ、全ての人が、あるがままの生を発現し、かつ世界全体が誰の手によることなく滑らかに運営されている。
悟る必要もなくすでに悟り、愛と平和が満ち溢れている世界の姿がそんな遠い未来でないということを私は、感じた。
それを空想とよび、理想とよび、妄想と退けるような、状況に私たちはもういない。
それを実現する以外に、私たちがこの地球で生きていく術はない。
それは決して大層な犠牲が必要なことでも、誰かが不利益を被ることでないことを知る時がきた。
剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする、自然が無尽蔵に与える富と共にいきる時がきた。
一人一人の人間の中に眠る、本当の喜びを発現し、生きる時がきた。
Song List
1. Lay on the moon
2. Space Dance
3. Cocktail Time
4. Chill Out
5. Rain Session
6. 1000 Years Walking
7. Piano Time
8. NEW
全8曲 29分26秒
Price ¥8,800