HPリニューアルを進めています|空気の震えになる前の心の震えが音楽の本体

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Sunset from 8th MAY Records Studio

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか? Shintaです。

今、8th MAY Recordsは20枚目のアルバム制作にあたりサイトを一新しています。

昨日、トップページができましたので公開しました。

と言っても、これまでの作品数が多いもので、まだ掲載できていない作品も多数あります。

今後随時更新していきますのこちらのBlogでお知らせしていけたらと思います。



この10月は8th MAY Recordsにとって新たなトライアルの時期だなと感じています。

時節が時節ですから、多くの人が今後どうやっていったらいいのだろうかということを業界やジャンルを越えて、みなさん試行錯誤の中にあるかと思います。

私たちも、音楽の活動をしていくに当たってやはり今まで通りという分けにはいかないことを承知の上で

この状況だからこそむしろ追い風となりうる、自然の流れに耳を澄まして、なすべきことを淡々としかし情熱を持って行っていきたいと思っています。



音楽は空気の振動であります。確かに、目の前で楽器が演奏されたり、歌が歌われることの感動はありますが、

私の中では、空気の震えになる前の、心の震えが音楽の本体であると考えていますので

ライブあろうが、オンラインであろうが、本質的に行われることは同じであるという考えるに至りました。

物理的な制約がむしろ減ったということが、私たちの心の震え、魂の歌を歌うことをむしろ剥き出しにさせるような気がしてなりません。

私自身の個人的な体験でありますが、ライブコンサートで多くの人が密集した空間で聞く音楽よりも、自分の家の座り慣れた自分の椅子に腰掛けて、心落ち着き、ふとインターネットで出会った音楽に、心の底から震え、魂を勇気付けられた経験が多々あります。

作曲家の武満徹が、音楽家を志した瞬間とは、彼が戦時中、学徒出陣ということで軍の工場で働いていたとき、音楽好きの誰かが隠し持っていた蓄音器とレコードをみなで聞いた時のことだと彼は語っていました。フランスのシャンソンの歌が流れてきたようで、その自由な調べに美しさに感動し、戦争が終わったら音楽家になろうと決意した、ということだったようです。

私は彼のその時の心もちを想像するだけで、人の歌の響きが起こしうるインスピレーションの奥深さを感じます。

現代からみたら蓄音器という音の解像度や再現度で言えば拙いものでしょうが、空気の振動になる以前の心の震えが、聴く人と真っ直ぐに繋がる時、そうした物理的制約を跳躍した人間同士の血の通った心のやりとりが行われるのだと、私は信じているのです。

8th MAY Recordsの音楽は、私たちが魂を震わせ命が生き生きと世界を創造していく様を、音楽という形に定着させています。この響きが、皆様のもとに届き何か共に生きているこの時間を共有していけたらとても嬉しいことであります。

それでは今日も良い1日をお過ごしください。

さようなら

8th MAY 酒本信太


8th MAY Records STOREにて作品を購入いただけます。
https://8thmay.stores.jp/

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